昨年は新年早々、能登半島地震という大災害に見舞われ、膨大な被害、多くの犠牲者をうみました。その後も、各地で猛暑、豪雨被害などの異常気象、自然災害と対峙する年でした災害に加えて政治経済の変動などさまざまな課題に直面し、それらの困難を乗り越え、復興と発展を目指す人々の努力も多く目にしました。これらの出来事を歴史に刻み未来への教訓として生かすことが重要です。

一般財団札幌陸上競技協会皆様方のご協力、更に多くの協賛各社、支援団体の皆からのご支援の賜物であり、多くの方から愛され、支えられてきたことに深く感謝申し上げます。

2024年の事業におきましては当協会主催・主管２７大会、協力大会８大会を開催できました。北海道マラソン、はまなす車いすマラソン、札幌選手権大会、川崎静一郎記念陸上大会、中村宏之記念陸上大会、ナイター陸上と大会方法を検討し、大会を開催致しました。これらの競技会にシーズン選手の皆さんは、これまでコーチの熱心なご指導のもとで一生懸命練習し、努力を積み重ねて来たことにより、成果が十分に発揮されましたことを感謝申し上げます。

振り返りますと日本選手権大会では御家瀬緑選手（現住友金属→恵庭北高校出身）女子１００ｍ決勝第２位、小池祐貴選手（住友電工、立命館慶祥高校出身）男子１００ｍ第３位、寺田明日香選手（ジャパンクリエトグループ→北海道恵庭北高校→北海道ハイテクＡＣ出身）女子１００ｍＨ第3位等々の活躍をし、世界陸上選手権、アジア大会で日本代表として出場し期待に応え活躍されました。全国高等学校総体では女子400ｍ・400ｍＨ畠山このみ選手(立命館慶祥高校)、男子5000mでガユ サミュエル選手(札幌山の手高校)優勝、3000mscでは、キプゲノ ケネス選手(札幌山の手高校)第２位と立命館慶祥高校チーム男子４×１００ｍリレーで第２位、国民体育大会では、高校3,000m、吉田星選手(東海大学付属高校)優勝、暮れに行われました全国高校駅伝大会では男女で北海道代表として出場しました札幌山の手高校チーム、今後の活躍が期待されます。

私たち一般財団法人札幌陸上競技協会から今年度開催されます世界陸上競技東京開催大会には一人でも多くの出場を目標に、指導者（小学校、中学校、高校、大学、実業団等）の皆様と一丸となって指導をして参ります。選手の皆さんには、陸上競技を通して沢山の感動を体験し、目標に向かって心を奪い立たせてもらいたいものです。夢に向かってあきらめずに努力してください。そして、皆さんの頑張る姿を通して、多くの人たちに元気と感動を与えてください。充実した大会での好記録達成を期待しています。私たち一般財団法人札幌陸上競技協会は北海道陸上界の厳しい情勢にあっても、正しい道を歩みますことを誓います。ご支援、ご協力、ご協賛を賜りました多くの関係の皆様に対しまして、心より厚く御礼申し上げます。